4.撮影監督に会う

2007/11/10(土)

6時半起床。シャワーを浴びて、いつものように朝の支度を済ませてチェックアウト。まずは近くのBIZへ。きょうは予約が入れてある。チェックインは12時なので、それまで荷物を預かってもらう。PCルームでメールチェック等して外出。朝メシだ。向かうは「テソンチプ(大成家)」。知る人ぞ知るトガニタンの有名店だとか。朝からやっているかは定かでないけど、とりあえず向かう。乙支路3街駅から乗るのだが、途中にあったベーカリーでアンパンを買って食った。

事前情報では「西大門駅3番出口から出て独立門方向へ向かう。右手にクミインヌン薬局があるのでそこを右へ。そして右の細い道へ折れるとある」らしい。その通りに行くと確かにあった(8時半)。しかも開店していた。よかったぁ。でまたお客さんいっぱい入ってるわぁ。どっかの家族というか一族で来てるみたい。席に着いてさっそくトガニタンを注文。出てきたトガニタンは想像以上のボリューム。スジ肉がゴロッゴロッと。うまくて食べ応えもあり、満足の一品だった(8,000ウォン)。



きょうは12時に人と待ち合わせがある。それまで、やはり散歩をするのだった。テソンチプから西大門駅を通って鍾閣方面へ。この通りは初めて歩く。やがて見慣れた景色が。教保文庫へ行ってみる。あぁちょうど開店だ(9時半)。辞書や地図、教材などをひと通り見てから、永豊文庫へ行ってみた。以前、小さいソウル市内地図があったはずなのだが、どちらにもない。新しいのが出る予定なのか・・・

11時半か。待ち合わせの総神大入口駅へ向かう。鍾閣駅から乗って、12時の10分前に着いた。待ち合わせの相手はパサモのサイト運営者DOLBYさん。実はこれから、パイランの撮影監督であった김영철(キム・ヨンチョル)さんと昼食をごいっしょさせていただくことになっているのだ。

撮影監督として関わったキム・ヨンチョルさん自身も、パイランには思い入れがあって、好きな作品のひとつということで、たまにパサモサイトを覗いていたそうだ。そこで、唯一日本人会員である私が目に付いたらしい。この私のサイトも見てくれていて、先月メールをいただいた。何度かやり取りしていたが、「来月また撮影地旅行へ行きます」と書いたところ、「ではいっしょに食事でもいかが?」と返信をいただき、今回の運びとなったわけだ。

DOLBYさんと合流して、キム・ヨンチョルさんとの待ち合わせ場所に移動する。ほどなく、白のオフ車(っぽいの)でキム・ヨンチョルさんは現れた。そして私たちを乗せて発車、着いたところはアグ(アンコウ)料理の店だった。「チムとシャブシャブとどちらがいい?」「ではチムを」ということでアグチムをいただくことに。

キム・ヨンチョルさん、日本が好きで、日本人の知り合い(映画関係)もあるそうだ。だからか、少しだけだが日本語もできる。意外だった。私も、オフ会で使った例のプリントを見せて自己紹介。と例のおみやげを。そして、今回の撮影地旅行の話をしながら食事をした。アグチム、うまかったわぁ。もちろん締めのポックンパプも。アンコウを堪能後、キム・ヨンチョルさんの仕事場(事務所)でお茶ということになった。

事務所は、ビルの1階と2階を使っていて、1階を入ったところと、照明等の大型機器の置き場。そして2階は、いかにもクリエイティブな仕事場という感じ。ここでお気に入りの中国茶をいただきながら、しばし映画を中心としたお話を・・・





実のところ、このキム・ヨンチョルさんとの対談(鼎談か?)は心配だった。韓国語はさほどわからないから間がもたない、沈黙が流れて・・・となるのがオチだと思えたので。ところがどっこい、午後1時から5時までしっかり居座ってたw。なぜそうなったか?まず、DOLBYさんがいた。彼が話に加わることで間が保てた。また、キム・ヨンチョルさんは少し日本語(と英語)ができた。このことで大かたの話の内容が理解できたし、私も話題を振ることができた。やっぱ英語は共通語だなと思った。そういえば初日のオフ会でも、英語交えて話したこともあったし。


思いのほか充実したミーティングだった。キム・ヨンチョルさんから、パイランの撮影情報等が入ったDVDのプレゼントをいただき、最後に記念撮影、そして固い握手をしてお別れとなった。


DOLBYさんとはソウル駅で別れた。彼には本当にお世話になった。初日のオフ会、翌日からの撮影地旅行、そしてきょう、世話になりっぱなしだった。礼を言って、やはり固い握手をして別れたのは言うまでもない。

ソウル駅からフェヨン(会賢)駅で降り、明洞を通って(途中であんぱん買って)、いったん宿(BIZ)へ。まだチェックインしてなかったのでチェックインを済ませ、夜は何食おっかなぁ、などと考えながらちょっと休憩。その後、PCルームでメールチェック等して外出。うまい豚肉が食いたい。煮豚(ウォンハルモニポッサム)か焼豚(バーベキューポッサム)か・・・焼豚に決定。

鍾路、インサドンあたりをぶらぶらしながら、清進洞のヒョニネ・バーベキューポッサム(写真は11日14時ごろのもの)に着いたのは20時半、ガツガツ行った。ごはんも食って満足満足(19,000ウォン)。腹ごなしにさらにぶらぶら歩き、宿に着いたのが22時半。PCルームへ行って、じっくりとネットサーフィン。そして0時半に寝た。

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