2.パサモ忘年会

2007年12月15日(土)

7時ちょっと前に起床。予定では、きょうは西大門の希望アパートだったが、きのう済ませたので、あすの予定だったインチョン撮影地探しをきょうに持ってきた。支度をして宿を出る。

朝食は光化門駅近くのソルロンタンの店「プンニョノク」。漢字で「豊年屋」、きのうの夕食に予定していたところだ。店に着いたのは9時10分ほど前。営業時間は朝は8:30からとあったのだが、店内の照明は消されていて、奥のほうで数人のアジュマが何やら作業をしているのが見える。「いいですか?」と入っていくと、「アンジュセヨ」と照明が点けられた。私に続くようにアジュマが3人入ってきたが、パートのアジュマだった。



ソルロンタン、5,000ウォンでこの内容は悪くない。テキパキと仕込やら準備しているアジュマの姿にも好感が持てる。アジュマの人数からしても、ピークにはかなりお客さんが入るのだろうと思われる。日曜休で、場所的にも近所のサラリーマンがお客さんのメインなのだろう。

店を出て、チョンガク(鍾閣)駅へ向かう。いま思えば市庁駅でもよかったかな。1号線で、インチョン駅に着いたのは10時半を回っていた。まずはいつものように、駅を出て左にある観光案内所へ。先月も来たので向こうも私を覚えていた。1枚の写真を見せると「パイランですか?」と来た。3人の職員がその写真を見て話している。そして、「この白い建物はこのインチョン郵便局なので・・・」と地図を指差しながら教えてくれた。「仕事なのですか?」「いえ、趣味です」「よほど感動したのですね」「はい・・・」

まずは、先月来たパイランの交差点。ちょうど、映画にも出てくる28番バスが通ったのでパチリ。



3月に来たときも工事中だったここ、近代的な建物ができるみたい。今回はみょうに気になったので、すき間からのぞいて見た。赤レンガの、郷愁を誘う雰囲気の建物が。このままのほうがいいのに、と思った。また、3月に来たときならまだかなり残ってたかと思うと、見ることができなくて残念に思った。


紹介所のビル、先月と違うカットをパチリ。クラブも。




そして今回のターゲットのひとつ、出所したカンジェがUFOキャッチャーやってるのを、親分のヨンシクが見つけて車の中から呼ぶシーン。




ともうひとつのターゲット、元美画廊。店の前で写真を見ながら確認していたら、中から店の人が出てきたので、「ここですよね?」と写真を見せると、「あぁそうだ。中へ入れよ」とうれしいお言葉。ハハ、中から撮れるとはツイてる。




主人(?)に礼を言って外へ。インチョンはこれで終わり、東インチョン駅からソウルへ帰ることにする。ヨンサン(竜山)行き急行に乗って、ヨンサンで乗り換え、チョンノ(鍾路)3街駅へ。降りてまず向かったのはソウルレコード。イ・スヨンのCDを買いに。先月行って、イ・スヨンのニューアルバムを買ったのだが、今回はちょっと前のヤツを。価格は・・・ニューアルバムと同じで1万ウォンだった。本当に安いな、ここ。またソウルナビにカキコしようか。いい店だからな。


次に向かうはウルジミョノク(乙支麺屋)。店に着いたのは13時。かなりお客さんが入ってる。ここ、先月来たネンミョン(冷麺)のうまい店なのだが、きょうはメニューで唯一のごはんモノの「ソゴギクッパ」を。どんなんだろう・・・出てきたものは・・・あ、これうまそう!ユッケジャンみたい!と。ユッケジャンと呼ぶには赤味は少ないし、辛さもユッケジャンほどではない、いわばマイルド・ユッケジャン。これいい!うまいよ!あぁ久しぶりに辛味のある汁メシだ。ここんとこソルロンタンばかりだったからなぁ、などと考えながらハフハフガツガツと食った。絶対また行く!

宿はここからすぐ近くで、着いたのは13:30。PC室でメールチェック等して、部屋でちょっと休憩。うつうつしてて、気が付いたら15時を過ぎていた。きょうはパサモの忘年会が、インサドン(仁寺洞)のチルガプサン(七甲山)という店で18時からある。まだ時間はあるが、散歩しながら向かうことにした。

宿を出るとき、ちょっと大きいスーパーみたいなところないか?と尋ねると、近くにトンアマートがあると教えてくれたので、まずそこへ行ってみた。韓国観光公社より道路2本ぐらい手前(東大門方向)のチョンゲチョン(清渓川)沿いにあるビルの地下1階にそこがある。まぁいろいろそろっていたが、こんなビジネス街で需要はあるのだろうかと、ちょっと余計な心配をしてしまった。土曜午後だからかほとんど人が見当たらないのだ。それで、何を見に来たかというと、日本のインスタントみそ汁みたいな、小袋に入った韓国のスープはないかなと。カップに入ったものはいくつかあったが、袋入りのは見当たらなかった。これこそ需要がないのかも。あきらめて、1階にあったコンビニでスニッカーズの小さいのを買って、かじりながらそこを出た。

ミョンドンのFXコリアで1万円を両替(80,600ウォン)してその界隈をブラブラ、チョンノへ移動してブラブラ、そしてインサドンの店へ18時きっかりに到着、店にはすでにふたりの会員が来ていた。最終的には15人が集まり、私も、韓国語がイマイチ(以下)ながらも楽しんだのであった。左は1次会、右は2次会の様子。3次会まで私も付き合い、午前2時にお開きとなった。ちなみに、出席予定であったソン・ヘソン監督は、撮影の遅れからロケ地のプサンから戻って来れず、合流できなかった。ん〜残念!



名札と、私への寄せ書き。かわいいやつらだ。

前へ   次へ

旅行記もくじ