3.ソレポグへ

2008/03/28(金)

5:30起床。きのうカンソンターミナルで買ってあったアンパンを食い、シャワーを浴びて顔を洗って、7時にチェックアウト。そして、きょうあすと予約してあったBIZへ行き、リュックを預けて、さぁソレポグだ。

インチョン市にあるソレポグ。港町になるのだろうか、海産物の店が立ち並んでいるところ・・・らしい。ここでは、パイランの宣伝用ポスターが撮影されたとのことだ。

まず、2号線で乙支路3街から市庁駅へ。そして1号線に乗り換え、インチョンのトンアム(銅岩)駅へ向かう。情報では、ここか、このふたつ先のチュアン(朱安)駅から、市内バス38番に乗って終点のソレポグ入口へ、とある。

トンアム駅に着いた。駅前に出て、バスの停留所をひとつずつあたって(見て)行く。どこの停留所かな・・・が、どこにも38番の表記がない。かなり広範に探しているのだが、ない。探しながらも、38番が走ってないかを見ているのだが、それもない。じゃあと、出発待ちをしているバスの運転手に聞いてみると、「38番はないぞ」・・・ナビの記事、日付が古かったからなぁ・・・

仕方なく駅に引き返し、ふたつ先のチュアン駅へ。で降りて駅前へ。チュアンはトンアムより大きいなぁ。さて、バス停をあたって行く・・・がやはりない。38番自体がなくなったのか?で、ここでも運転手に聞いてみた。「ソレポグは38番、通りの向こうだ!」。というこうで、地下道で大通りを向こうへ渡り、それらしきバス停へ行く。

38番・・・あるな。この停留所、電光掲示板でバスの待ち時間が表示されてる。まだ15分あるのか。近くにあったパン屋でアンパンを買って、食いながら待つ。しばらくしてやって来た38番バス。乗り口で念のため「ソレ、カヨ?」「コンノエ・・・」と道路の反対側を指差す。こっちは復路のほうかよ・・・

あ〜あ、と思いながら、また地下道を通って反対側の停留所へ。なんかえらいロスタイムだぞ。時間はあるからいいけどさぁ・・・。で9:50に来た38番バスに乗り、ソレポグの終点に着いたのは10:35だった。



さぁてどこから探そうか。ぐるっと外周から行くかな。




回ってみて、一ヶ所それっぽいところを見つけた。が、決定的なところが発見できない。ぽいんだけど何か違うような・・・しばらく行ったり来たり、パイランのカット写真を見ながらうろうろしていると、クルマに乗って買い物帰りか、母と娘(大人)らしきがクルマから声をかけてきた、「アジョシ、オディチャジャイッソ?」。写真を渡すと、それを見ながら親子ふたりで何やら話している。すると「ここだけど、こちら側はもうないわよ」とのことだった。つまり、写真には、道路を挟んで両側に店が並んで写っているのだが、片側の店はもうないと。そうなんかぁ・・・

ほどなく、暇そうな乾物屋のアジョシも声をかけてくれた。やはり同じことを言う。さらに、「これはこちらからこちらを写してるんだ」と教えてくれた。「これがうちの店だ」と、写真の小さなところを指差しながら言う。言われてからよく見ると、なるほど共通点がやっと見えてきた。ここに間違いない。



12:30か。メシにしようか。せっかくなんで、この写っている店で食うことにした。ソクチョでちょっと気に入ってしまったメニュー、フェトッパプを。ここのは1万ウォンだった。メインのフェトッパプはうまかったが、ソクチョとの差2,000ウォン分はパンチャンに出ていて、ソクチョのほうが豪華だった。でもフェトッパプ、いいねホント。


店を出て、もう一度回ってみるのだが(縦横にも)、あの、パイランとカンジェが革のトランクをはさんでベンチに座って写っているポスターの場所がわからない。ベンチもなければ電話ボックスもほとんどないし。バスの停留所ではないか?と思っているのだが、それらしいところはない。ソレポグの中にある派出所でも聞いてみたが、どのおまわりさんもわからない、と。


ソレポグへ行ってもらうとわかるのだが、かなり再開発が進んでいて、高層アパート・ビルが立ち並び、建設中のビルもあり、開発待ちの更地もあるというところでは、むかし(2001年)の状態を保っているところはかなり少なくなっているようだ。あのあたり(メシ食ったところ)でもあれだけ変わったんだから、あのポスター写真の場所ももうないのかもしれない・・・全然違う場所なのかもしれないが・・・

あきらめて、ソレの廃塩田へ行くことにした。ここ、パイランのおんぶ写真を撮ったところじゃないかな?と思っているのだが。いや、全然違うかもしれないが、この廃塩田の写真を見たとき、その風景がおんぶ写真の背景に思えたのだ。



ソレのバス終点から歩いて15分ほどで、廃塩田がある「海洋センター公園」に着いた。実はごく一部の塩田が今でも残っていて、主に生徒が塩作りを体験できるそうだ。と、まぁそんなことよりも廃塩田へ。実際に見てみて、やっぱりここのような気がするんだが・・・


ソレ終点へ戻る。もうひと通り見たし、ヨシとしよう。38番バスは15:10発車、チュアン駅前には16時着、そして1号線でチョンノ3街駅まで行って、3号線に乗り換えてシンサ(新沙)駅へ。

シンサでは、ヨンドンホテル近くのビル裏にある駐車場が目的地(17:30)。ここで、ヨンシク親分が、敵対する組員を殺してしまうシーンが撮られたと。ここ、NOBさんに教えてもらいました。



予定では、ここへ来たら、帰りに「ヨンドンソルロンタン」で食べていくことになっていた。以前から気になっていた店だったので。が、イマイチ空腹感がなく、またソルロンタンの気分でもないので、そのまま帰ることに。シンサ駅から東大入口駅へ。新羅免税店に寄って買い物をして、乙支路3街の宿へ戻って荷物を置き、ミョンドンへちょっと探し物を。が目当てのものがなく、宿へ戻ることに。

歩きながら、もう20時過ぎたのかぁ・・・腹減ったなぁ、どこで食おうかなぁ・・・遠くへ食いに行く元気ないなぁ、などとブツブツ言ってる。よし、近場のチュンムロ(忠武路)のどこかにしよう、と出かける。肉食いてぇなぁ・・・へぇ、ここポッサムの定食があるんだぁ・・・お客さんいっぱいだなぁ・・・ひとりなんだけど、と尋ねてみると、「アンデヨ」と。ちぇっ、でも仕方ないよな。

お、テソンタッカンマリか。タッコムタンにするか。ホテルPJ近くの店のタッコムタンはうまくなかったけど、ここのはどうかな?よし、行くか。「ひとりだけど、いい?」「ケンチャナヨ」。タッコムタン(4,000ウォン)を注文すると、ほどなくして運ばれてきた。見た感じはうまそうだぞ。刻みニンニクとコチュをたっぷり入れてかき混ぜる。ん〜いいにおいだ。スープをすすってみると・・・うまいじゃん。トリ肉は・・・うまいじゃん。いいじゃん!ガツガツいって完食。ここのはアリだよ。うまいタッコムタンもあるんだぁ、とちょっと感動。4,000ウォンと安いところもいい。



腹ごなしにチュンムロの街をぶらぶらして、帰りに締めのアンパンとコークライトを。宿に戻り、何もせずに寝た(22:30)。

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