3.まぁたトンヘ

2008/12/05(金)

4時起床。目覚ましは4時半にセットしてあったのだが、目が覚めたので。アンパン1個食っていつでも出かけられる用意をして、PCルームでメールチェック等する。5:15にBIZを出て、乙支路3街駅から5:32の始発に乗りカンビョン駅へ、そして東ソウルバスターミナルには6時に着いた。テジン行き始発は6:15。チケットを購入して(20,000ウォン)バス乗り場に向かう。


バスが来たので乗り込むと、客は20人ほどいるようだ。時間になったので出発。1年半ぶりに乗る東ソウル発テジン行き市外バスだが、早い段階、発車して1時間ほどの間にいくつかの停留所に停まり、その間にすべての客は降りて、客は私ひとりになってしまった。そしてその後終点のテジンまで停まることはなかった(休憩以外は)。

ルートが変わったのかあるいは始発の便はそうなのか、とにかく、以前停まった後半の大きなターミナル、ホンチョン・インジェに停まることなく終点まで行ってしまった。ちなみに、ウォントンのターミナル(画像)で休憩だったのだが、運転手氏、「メシ食ってくるわ」と言って出て行って、戻ったのは30分後だった。



10時着。1年半ぶりのテジン市外バスターミナル。ここは全然変わってない。あのときもやはりひとりでここに降り立ったっけ。何にもなくて心細かったなぁ・・・


海側へ下りて行き、やって来た市内バスに乗る(1,000ウォン)。次の目的地であるパルドガンサン食堂の地図を見せ「この近くで降ろしてください」と言うと、何か運転手は言ったのだが聞き取れなかった。

パイランに出てくるテジンの街を過ぎ、しばらく行くと写真で見たパルドガンサン食堂が見え、次の停留所で降りるんだなと思ったらそこは終点だったw



ちょっと戻る方向に歩くとすぐパルドガンサン食堂に着いた(10時半)。ここは、カンジェとギョンスが紹介所の所長と食事をするところが撮影された場所「らしい」。そのときはフェッチプ(刺身屋)として営業していたのだが、いまは普通の食堂になっている。資料には24時間営業とあるが、夜中に客はあるのか?と思える場所。


「らしい」・・・以前のパサモからの情報では、商売替えして当時の面影はないようなことを聞いていたのだが、つい先日、私が韓国へ出発する直前に、あるパサモメンバーから「つくりの似た食堂があった」という情報を得ていた。食堂ならいいじゃん、行ったろうじゃん、ということで来てみたのだった。

テンジャンチゲを注文(6,000ウォン)。客は私のほかに3人いる。主人らしきが「統一展望台に来たのか?」と聞いてきた。「いえ、ここに来ました。映画パイランはここで撮影されたんですよね?」とパイランカット集の写真を見せながら聞くと、ひと目見て軽くうなずき、奥のほうへ入って行ってしまった。あぁ何か当時のものでも見せてくれるのかなと期待しながら、アジュマが運んで来たテンジャンチゲをパクつく。



食べ終わるころアジョシがやって来た。手に地図を持っている。食べ終わって、「2階の写真を撮りたいんですが」と言うと、いいよ、と。アジョシとふたり、2階へ上がっていく。あぁここに間違いないわ。イス式になっちゃってるけど。ひと通り撮り終わると、「さっきの写真見せてみな」とアジョシ。


あのパイランカット集にはソクチョやテジンのほかの場面の写真も入れてあって、それをアジョシがめくりながら、広げた地図を見せて、これ(写真)はここ(地図)、これはここ・・・というふうに私に教え出すではないか。奥に入っていったのはインターネットで調べてたんだなと思いながら、「いや、そこへは行ったことがあります。私は今回、この店に来たんです」と言うと、「ここは違うよ」とアジョシは否定する。

「この食事してるところ、ここでしょ?」「違う違う」・・・こんなやりとりを3回した後、「ここは以前、フェッチプだったでしょ?」と言うと、え?という顔をしてアジョシは私を見た。「この映画は2001年の映画なんです」と言うと、アジョシは奪うようにパイランカット集を取り上げ、食事の場面をまじまじと見ている。そして、「あーっ!これうちだぁ!」(ホントこんな感じ)。わかってくれたか。そしてやはり間違いなかったんだな・・・



1階へ下りて行くと、「おーい、ヨボーッ!」とアジョシ。何だい?って感じでアジュマが出てくると、「あの写真出してくれ!」とアジョシが私に言う。そしてカット集をめくりながら、「彼はもうテジン・ソクチョといろいろ回って来てたんだよ。でこれだ。これ、うちだよ!フェッチプのときの・・・」単語から推測するのだが、こんな風にアジュマに対して熱弁をふるっているw。アジュマはアジュマで、どうして日本人がこんなこと知ってるの?みたいな顔して私のほうを見てるが、アジョシは依然上機嫌w

忘れていたのか?それとも当時と店主が代わっていて知らなかったのか?その真相はわからない。だがなんだか笑えた。その後、「これからどこ行くんだ?」「ソクチョのテポ港へ行きます」「ああそれならそこからバスに乗って終点までだよ」「ありがとうございます」・・・とパルガンサン食堂を後にした。下は大活躍してくれたパイランカット集。



11時半テジンを発車。終点テポ港までは4,560ウォンで、1時間半後の13時に到着した。書き忘れたが、きょうのこの日から寒波が来ているそうで、昼間なのにとにかく寒く、冷たい。最高気温がマイナスだとか。テジンでも寒かったが、ここテポ港はモロに風が当たる。

ここは、パイランが酒場へ売られそうになったとき、病気のふりをして(血を吐いて)それを免れた後、ギョンスがインチョン(?)に電話してるシーンの撮影場所。ここの情報も、出発直前にわかった。あるパサモメンバーが、「トンヘ(東海)に来ているんだが、チュムンジンにはそれらしいところがなかった。コジン港かテポ港で撮ったのか?」というようなことを聞いてきた(BBSへ)。

テポ港なんて聞いたことないなぁと思ってちょっと検索してみたら、ここがちょっとした観光地で、写真を見るとこのシーンによく似ていた。そこで、「テポ港だと思う。検索したら似た写真が何枚かあったから。コジン港はパイランが売られそうになる店があるところだよ」とレスを入れておいた。すると翌日その彼から、「テポ港で間違いなかったよ。ありがとう」旨のメールが届いた。パルドガンサン食堂の情報も、そのときのメールに書かれていたことだった。

でテポ港がこれ。冷たい風が吹き付けて来るし、指は冷たくなるしで思うように撮れない。まぁ条件がよくてもうまく撮れないけどw。とにかくブレるし、3枚撮っては手をポケットの中への繰り返し。耳や鼻はもげそうぐらいに痛いし。ここでフェトッパプでも食って、と考えていたのだが、さっさと撮って退散することにした。

次は、カンジェとギョンスが一杯ヤった屋台「海辺25時」があった防波堤。海辺25時にはちょうど1年前に来たのだが、防波堤のことは頭になかった。そうそうここも、上記パサモメンバーに教えてもらった。

バス停に着いて財布の中を確認すると、1万ウォン札ばかりで千ウォン札がない。拒否されるのも、小銭で9,000ウォン出される困るので、近くにあったコンビニで何か買って1万ウォン札をくずすことに。一口ようかんみたいなのがあったので、それを2個買った(700ウォン)。

ほどなくしてやって来たバスに乗り込み(1,000ウォン)、ふたつ目の高速バスターミナル停留所で降りた。防波堤まではちょっと距離があるが仕方がない。この冷たい中を歩いて行って、その防波堤に着いた。



時間は13時半を回ったところ。海辺25時でフェトッパプ食っていこうかとも思ったが、14時発の東ソウル行きバスに乗れるかもと、ソクチョ市外バスターミナルに戻ることにした。高速バスターミナル停留所から乗って(1,000ウォン)、市外バスターミナルへは14時5分前に着き、チケット売り場へダッシュ!が「メージン(売り切れ)!」・・・おばちゃん笑ってる。またかよ・・・平日昼間なのに結構需要あるんだなぁ。まぁいい、乗り遅れたらメシ食おうと思っていたので。次の便、15時発のチケットを買った(2万ウォン)。

海のほうへ向かい、途中であのソクチョでのお気に入りのパン屋でアンパンを2個買い(1,400ウォン、キープ用)、あるフェッチプへ入りフェトッパプを注文した。運ばれてきて・・・フェトッパプ自体はなかなかいい。刺身も意外と量入っているし。でもパンチャンがショボ過ぎ。常々メインがよければそれでOKと言っている私も、さすがにこれはないんじゃ?と思うほど。で1万ウォンだもの。先月の旅行(ソクチョ)で入ったフェッチプのほうが明らかに上。8,000ウォンならまぁ納得できたかな。



店を出て、店の写真を撮っていて気付いた。ランチタイムならランチメニュー(含フェトッパプ)半額だと。おぉ、もし同じ内容ならコストパフォーマンスはかなり高いぞ。ここはランチ専用の店だな・・・


15時発のバスに乗る。バスの中で、テポ港近くのコンビニで買った羊かんとアンパンを一個食った。そして18:10に東ソウルターミナル着。グラチュでアンパン2個(あす用)、GS25でコークライトを買って、BIZに着いたのは19時だった。写真は羊かんとソクチョで買ったアンパン。


ちょっと休憩してから明洞へ行って両替(FXKorea)。まだ十分にあるのだが、今回買い物に使った1万円分だけを(154,000ウォン)。「まだ十分にある」ときのレートは124,000ウォンだったかな。ちょっとでも恩恵にあずかろうかと。

その後ブラブラして夕食をどうするか迷ったのだが、結局宿に戻って残り1個のアンパンを食ってきょうのメシは終了とし、メールチェック等して風呂入って寝た。

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