そのソレポグについて、先月、ポスター写真を撮影したカン・ヨンホさんに会って、ひとつヒントを得ていた。カン・ヨンホさんは、あの場所はソレポグの中にあったと思う、と言っていた。停留所ではなかったと。私は待合場所のような感じがしていたので、「停留所のようなところですかね?」と尋ねたときのことだが。
が一方で、私は停留所説を捨ててはいなかった。いま思えば終点ソレポグ入口近くの某所をよく見てなかった、あそこは撮影場所のあとにできたところではないか?と疑っている場所があったのだ。で、まずはそこを念入りに調べてみたのだが・・・それらしき痕跡は見当たらなかった。
終点ソレポグ入口からソレポグ市場までの間もゆっくり見ていく。朝方だから人出(客)はなく、開店準備をする店の人が見えるだけだ。呼び込みもなく、じっくりと見ることができる。そして食堂などが並ぶ通りを過ぎて、ソレポグ市場の入口に着いた。
ここまで、それらしいところはなかった。ここからは、これから人でごった返す市場だ。そんなところにあんな場所(スペース)が存在するのだろうか、と思いながら市場の中へ入って行こうとしたとき、右手の派出所の横に木のベンチがいくつかあることに気付いた。ん?・・・
ベンチねぇ。なんだろ、ここは(じっと見る)・・・(まだ見ている)・・・(派出所の中から警官が私を見ているのがわかる)・・・(不審人物に見えるかな?などと考えながらまだ見る)・・・
あっ、壁に据付型の公衆電話があるぞ・・・それだけか?・・・あっ、ガスボンベがある。でも写真のより小さいなぁ・・・でもここがそうだとしたら、看板のフェッチプの횟の赤い字が見えるはず・・・ってあるぞ!・・・おいおいここか!?・・・でも、そもそもここは何なんだ?・・・あ、こっちに看板があるわ・・・っと、만남의장소(待ち合わせ場所)っとな?えぇ!?
ん~ここっぽい。市場入口の店のアジュマに、写真を見せて聞いてみた。「ここはここですかね?」「モルラヨ(知らないよ)!」。よし、おまわりさんに聞いてみようと派出所の中へ。同じように聞いてみると「マジャヨ(そうだよ)」だと。派出所を出て「ヨッシャーッ!」とガッツポーズ(って後方へヒジ打ちするタイプのヤツね)。こんなこと久しぶりにやったよ。とにかく、やった!
|