1.プサンへ

2009/01/13(火)

11:50に家を出て、中部国際空港へ13:05に到着。先月はチェックイン時にかなり並んでいて、あぁ1日1便だけのプサン便だから混むのかなぁと思ったのだが、きょうは全然そんなことない。すぐにカウンターまで行けた。あの日は特別だったようだ。

搭乗口近くへ行って、いつものように『正論』を読書。お決まりの拾い読みなので出発時間までの1時間半ほどで読破、KE754に乗り込んだ。プサンまでも1時間半ほど、ちょっとウトウトしたら着いちゃったという感じ。ソウルに比べると近いなぁと思う。当たり前だが。

その、ソウルより短い時間で、機内食から免税品販売まで、ソウル便と同様のことをするのだから大変だなぁと思う。で、ソウル便でもいつも思うことなのだが、機内食って必要なのかなぁ。一食あたりきっと数百円、300円として、200食要ったとして60,000円。コスト的には微々たるものかな。でも乗務員の労力は大変なものだと思う。機内販売は、まぁ商売なので仕方ないとは思うが。でもあのカートが邪魔で、トイレに行こうにも行きにくいんだよね。

金海空港の到着ロビー、観光案内カウンターに寄った。行く店の営業時間の確認等したくて。ウェブの情報は古かったりするんだよね。きょう現在の状況を確認するにはこれ(電話して直接聞いてもらう)が一番。あと、こんなことも尋ねてもらった・・・

「汁メシ系はごはん先入れがうまい」が持論の私なのだが、行ってみたい1軒(テジクッパの店)が、現地ブログを見るとどれもタロ(ごはん別→先入れでない)クッパの写真ばかりで、先入れのテジクッパはないように思われた。ちょっと遠い(バスで30分ほど)店なので、行って出てきたのがタロだったらイヤだなぁと思っていて、その点を観光案内所で尋ねてもらったのだ。結果、やはりタロしかなかった。よかったわぁ。この作戦(というほどでもないが)は正解!

空港リムジンバスでナンポドン(南浦洞)へ(16:55→17:40)。きょうの宿泊は、チャガルチ駅近くのヘリムモーテル。プサンナビから予約しようかと迷ったが、まだ40万ウォン以上の手持ちがあるのでこれを使いたくて、結局予約せずに行った。現地でたぶん3万ウォンだろう、ならプサンナビでの日本円での支払い(予約)より安く上がるはず、の読みもあったし。ちなみに、空きの有無・料金は↑観光案内所で確認済、読み通りだった。

このヘリムモーテル、4泊もしておいて写真を1枚も撮らなかった(不覚!)。宿選びについて、当初、先月泊まった三原荘モーテルと迷ったのだが(ヘリムより安いので)、結局バスタブありのヘリムにした。この寒い時期、湯船に浸かれないのは痛いなと。ちなみにどちらもPCあり(フロント)・洗濯OK。

宿に荷物を置いて、さぁ1食目。ヘリムのアジュマに、「このあたりでクァメギの食べられる店ない?」と聞くと、「クァメギ!?そんなの韓国人でもあまり食べないよ。さぁあるかねぇ。チョッパルコルモクに行けばいろんな店があるから、そこ行って聞いてみては?」みたいなことを言われた。クァメギがチョッパルコルモクっておかしいだろ、と思いながらも行ってみたが、魚の店は確かにあったが、扱ってるようには見えなかった・・・

クァメギ・・・パッと見、サンマの干物かあるいは身欠けニシンのようなもので、ファンテのように凍結解凍乾燥を繰り返してできた食いもんだ(ファンテはスケトウタラ)。このクァメギを、KBSの「韓国の美」という番組で昨年見て、うまそうだったので興味を持っていた。先月プサンに来たときはさほどでもなかったのだが、今回は日本を発つ直前に思い出し、食ってみたいという思いが膨らんでいた。

先月チャガルチ界わいを歩いたとき、これの文字(과메기)だったか写真だったかを見たような気がしたが・・・と戻って、再び探し始めた。魚の街だからすぐに見つかるだろうと探すのだが、意外にも、ない。がしばらく歩いていて、やっと1軒、ポジャンマチャか店なのかわからないようなところに、クァメギの写真(ポスター)が貼ってあるのを見つけた。しかも本場ポハン(浦項)のクリョンポ(九龍浦)とある。妙にそそる・・・



「ひとりだけどいい?」「マノンだよ」、ということで入店(19時)。「用意するからちょっと待っててよ」・・・で運ばれてきたものがこれ。テレビではやわらかそうに見えたが、これはそうは見えない。でもうまそうだ!


うまい。いやぁうまいもんだなぁ、と舌鼓を打つ。本場で食ったらもっとうまいんだろうか、やわらかいヤツが食えるんだろうか、とイメージが膨らんだ。ちなみに店の名前はクリョンポコムジャンオ。季節のメニューだからかクァメギは表に載っておらず、手書きPOPw ちょっと美人のアジュマだった。




20時に店を出て、腹ごなしの散歩がてら、パン屋を探した。しばらくここを拠点とするので、おいしいアンパンの店を見つけておかないと。が、らしい店はなく、ハナロマートへ行ってみるとクラウンペーカリーが入っていて、ここでアンパンを買った。ソウル乙支路のクラチュのアンパンには遠く及ばない。なのに価格は同額(900ウォン)。高ぇ・・・

近所のコンビニでコークゼロを買って(900ウォン)、食って、風呂入って、寝た。

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