2.天馬山とウンオ

2014/5/21(水)晴

7時起床。遅めの起床だったので、どら焼は半分だけ食べる。そして8時外出。


チュンムドン・ヘアン市場、セビョク市場をうろうろして8時半に帰宿し、すぐ外出。

チャガルチから17番バスに乗り、釜山鎮で下車(9時)。ブランチはフェグクス。この界隈をうろうろして、途中にスーパーで水を買い(300ウォン)、10時に水晶商街着。

ビルの中に入って行き、チャンニョン食堂に着くと、私の顔を見るなり、「久しぶりね」とアジュマ(主人)。あれ?と思った・・・

何度も来ているが、そんなあいさつ的言葉を私に発するのは初めて。いままで、私が日本人とわかってるはずなので、もしかしたら日本人(or 私?)を好きではないのかもな、と思っていた。そうでもなかったんだな、とちょっと安心^^;

フェグクス(4,000ウォン)。きょうのフェはスンオ(ボラ)とのこと。食いながら調理場を見ると、バタバタするスンオをアジュマがせっせと処理していた。



食後、釜山鎮からバスに乗ってナンポドンで下車。そして134番バスに乗り換え、天馬山(チョンマサン)を目指す。

観光案内所で教えてもらった最寄りの停留所(チョジャンドン)は、現地ウェブでも見たことのない停留所だったし、目的の場所よりかなり手前に思えたのでスルーし、ナンブミン2洞住民セントで下車(11:20)。ここ、山腹道路みたいなもので、ここから影島を望む景色もなかなかよい。 


が目指すは山の上の方なので、どこから上がっていくのがいいかを探してうろうろする。通りがかった中学生らしき女の子に尋ねるも、「知らん」と。仕方ないので、まぁいいかと適当なところから上がっていくことに。

ほどなくしてふたつ目の山腹道路のようなところに着く。ここでも、どこから上がっていくのがいいのだろうかとうろうろ。通りがかったアジュマ二人連れに尋ねると、そこからがいいのでは?とのこと。あ、登山路って書いてあるわ^^;


ここから細い山道を上がっていく。このまま上がって行っていいんだろうか?と思いながら。

なんだか目的地から離れて行っているような・・・と思いながらしばらく上って行くと、ちょっと広い道に出た。あ、案内図がある・・・が結果的にこの案内図の「現在地」がいい加減だったため、かなり遠回りをしてしまったのだった。


いったん彫刻公園に出て、そこにあった案内図からやっと目的地の天馬山の展望台に着くことができた。ちなみに、展望台より天馬岩(チョンマバウィ)からの眺めがいいらしいが・・・


恐る恐る岩の突出しへ出てみたが・・・絶景だった。天馬岩からヨンド方面を望む・・・


動画も撮ってみた・・・


白っぽい空が残念。いつか青い空のときに来てみたい。さらなる絶景だろうなぁ。

景色を堪能後、最短と思われる細い山道を下りていくと、まず出てきたのがテウォン寺。この階段を下りてきたわけでなく、画像左から下りてきて、溝をまたいでここにたどり着いた。この天馬山のことを調べていて気付いたのだが、このあたりには寺が多くある。韓国仏教のメッカとかかな?


ここからさらに下りていくと、ここに。アスファルトのきれいな道だが、バス通りよりひとつ上にある道路。ちょっと移動してさらに下へ・・・


でやっとバスの通る山腹道路に出た(13:20)。最寄りの停留所はテウォンサ。観光案内所のお姉さんが教えてくれた停留所のひとつとなりだった^^; しかし、ここからほぼ直線的に登って行くのはかなりキツい!かも。


やってきた134番バスに乗り、東亜水産市場で下車し、ヨンド方面に行くバスに乗換え、南港市場に行く。

南港市場に着き、昨年9月に来たシンシン・ビンジャンフェに向かう。着いて、冷蔵ケースをさらっと眺めると、ウンオらしきも含めて4種類の魚が見えた。平日にしてはなかなか充実してるんじゃないか?

どうしてここに来たかというと、あとでウンオのメッカ(?)であるハダンのフェッチプ通りに行く予定で、そこでもしウンオフェが3万ウォン以上なら(値段的に高いので)、このシンシン・ビンジャンフェで食べようかな、と考えたから。ここならひとり2万ウォンなので、下見に来たというわけ。

バスでナンポドンに戻り、いったん帰宿して休憩(14:10)。

15時半、外出。チャガルチから地下鉄でハダンへ。ハダン駅を下りて、歩いてフェッチプ通りへ。

フェッチプ通り着(16:10)。3年前の5月、ウンオ祝祭でやってきて以来だが、祝祭会場(駐車場)でウンオを食っただけだったので、どんなフェッチプ通りなのかはまったく知らなかった。

今回の旅行で、ウンオ祝祭にうまく重ならないかなぁと思っていたのだが、先月のセウォル号沈没事故で全国的にイベント自粛ムードとなり、今年のウンオ祝祭も中止になったらしい。残念だが仕方ない。

3年前のウンオ祝祭では価格は一皿15,000ウォンだったが、昨年は2万ウォン。祝祭期間中は一帯のフェッチプでも同価格で提供されたらしいが、通常価格より安かったとのこと。ということは安くても2万ウォン超、予想価格は25,000ウォン~3万ウォンか。なので(高いから)たぶん食べないだろうなぁと思いながら、今回はやって来た。

フェッチプ通りをぐるっと回ってみたが、フェッチプとしては4、5軒か。あとはチョジャンチプがやはり4、5軒。それらがコンパクトに集まっていた。そのうちの1軒、フェッチプではないが、カンビョンタワーの1階にあるハダン・ファロフェセンターを覗いてみた。


こじんまりしたフェセンター。15軒ぐらいか。入るとすぐ、3人のアジュマたちからの呼び込みが。私がひとりであることがわかり、ふたりは去って行った^^; が入ってすぐの店のアジュマはいろいろ話しかけてくる。どうも、ここで買ってチョジャンチプへ持っていけ、のよう。

ウンオフェはいくら?と聞いてみると、2万ウォンからだが、ひとりなら1万ウォンでいいと言う。おっ、そうなん?いいなと思っていると、トシラク(パック詰)にしてやるとも。いや、ここで食べられない?と尋ねると、ちょっと考えて、「いいよ」と。やった!

ふたり用(?)の小ちゃなテーブルに通され・・・


小ぶりな皿に載せられてウンオフェはやって来た。やぁ、久しぶり!^^



うまかった。堪能した。このぐらいの量がいいわ。ただひとつ残念なのは、野菜がなかったこと。でもこれは仕方ない、いわゆるフェッチプではないので。こういう店はチョジャンチプと持ちつ持たれつなのだろう。

ソジュが2,000ウォンで12,000ウォンを支払い。ソジュ3,000ウォン取ってもよかったのに。ありがとうアジュマ。余談だが、ほかの店のアジュマたちは休憩スペースで座ってダベっていたが、このアジュマだけはせっせとウンオフェの下ごしらえをしていた。感心して見ていたが、でもほかのアジュマたちはすでにその作業を終えていたのかも。

このフェセンター、ハエが飛んでいてお世辞にも衛生的とは言えなかったが、それらがたかってくるわけでもないし、個人的には全然無問題。また来たいと思ったのであった。


フェセンターを出てハダン駅への帰路で、空が青く澄んでいることに気付き、このぐらいに天馬山に行けばきれいな景色が見れたんだろうなぁ、と思っていたとき、ふいに「そ~らとだ~いち~が~♪」と、久保田早紀の異邦人を口ずさんでしまっていた。ソジュでいい気持ちになっていたのだろう^^;

地下鉄でハダンからポミルに向かったのだが、途中うとうとしてしまい、気付いたら「次はソミョン駅です」だった^^; 仕方なくいったん出て折り返し。ポミルで降り、ハルメクッパへ向かう。

18時、ハルメクッパ着。


ネジャンクッパを注文。


食べ終わって、空の器の写真を撮ろうと思ったらお盆を下げられてしまい、アジュマも「あっ」と気付いてお盆を戻そうとしたが、「ケンチャナヨ!」と私^^; おいしくいただきますた。

ハルメクッパを出て、腹ごなしに歩いてソミョンへ。トンダクコルモクを見に。

デカいトンダク。一度食べてみたいと思っているのだが、量が多いことと、鶏の丸揚げなら日本でも食べられるし、でいまだ食べられず。一週間ぐらいプサンに来れるときがあったら食うことだろう。

テジクッパ通りも久しぶりだったが、きれいになったなぁ。新しい店もできていたが、シンチャンクッパは閉店していた。このあたりで褐色クッパはここだけなので生き残るかと思っていたのだが、万人向きではなかったようだ。

トンダクコルモクや屋台街を見たあと、17番バスでソミョン市場からナンポドンへ。下りて、ポンチャックのCDを買いにCD屋に立ち寄る。何かある?と尋ねると、3つ出してくれた。で、お姉さんおすすめのこれを購入(1万ウォン)。こういうの、欲しかったんだよね^^;


ぶらっとして、ハナロでコークゼロ買って、帰宿(20時半)。

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