2.プサンからソウルへ

2008/12/04(木)

5時起床。ひげも剃らずさっさと着替えて、始発の5:23に乗るべく南浦洞駅へ(ハナロカードに5,000ウォン補充)。きょうはまず、ソミョン(西面)にあるテジクッパ通りの中の一軒、老舗のソンジョンクッパで朝食。ソミョン駅から5分ほど歩いてテジクッパ通りに着いた。こんな時間なので、24時間営業の店が数軒やっているだけ。


5:45、ソンジョンクッパ着。私がここを初めてテレビで見たのは、KBSのVJ特攻隊でだった↓


そりゃもううまそう!で、今年これを見たから何としてもプサンに行くぞと思ったほど。期待してるぜぇ。


テジクッパを注文(4,500ウォン)。ほどなくして運ばれてきたのがこれ。サンドゥンイのとは比べ物にならないほどうまそうに見える。テレビのときのままだ。やはりセウジョとニラを入れて混ぜ混ぜ。味は・・・いいんじゃない?うまいわ、うん。悪くない。サンドゥンイよりいかにもテジクッパという感じで気に入った。でもヤンサンクッパほどではないw。というか、同じ’テジクッパ’に分類するのもどうかと思う。別物ではないか?と。これからは個人的に、「プサンクッパ」「ヤンサンクッパ」でいこうと思う。


宿へ戻り、きちんと身支度してチェックアウトの用意。あぁ大福持って来てあったなぁ。無性に甘いものが食いたくなって、食った。邪魔だったしw。向こうにあるのはハナロカード。食い終わって、チェックアウトした(8時半)。


これからの予定。シンチャンクッパに行く、以外はなし。10時の開店までの1時間半、宿のすぐ近くがチャガルチ市場なので、ここをブラつきながら時間をつぶすことにした。

チャガルチ市場、テレビでよく見る風景。「いいねぇ!」と思わず口に出てしまう。かなたに見える景色もいい。ソンジョンクッパに行くときにパラついていた雨も止んで、もう降る様子もない。ツイてる。



どこも興味深かったが、やはり食事ができるところ(店)がよかった。入ってみたかった。特に焼魚の店が並んでるところなど、東大門の焼魚通りの比ではなかった。次回は絶対ここへ来よう、ここだけのためにでもプサンへ来るぞと誓うのだった・・・


シンチャンクッパ、情報によれば10時開店だが、もう少し早くからやっているかもと行ってみることにした。チャガルチ駅からひと駅となりのトソンドン駅。本来なら歩く距離だが、初めてのプサンで土地勘がないので、やむなく地下鉄に乗った。

ここは本来予備の店であった。いままで行った3軒でプサンを終了して、ソウルへ向かう予定だったのだ。ただ、ヤンサンクッパがヒットだったら行こうとは思っていたので、ある意味予定通りだったのかもしれない。「ヤンサンクッパがヒットだったら」というのは、このシンチャンクッパのテジクッパが、写真を見る限りヤンサンクッパのそれと似ていたから、ヤンサンクッパがうまければシンチャンクッパと比較ができると考えたのだ。

シンチャンクッパには9:15に着いた。扉は開いているが掃除中で、食事できる状況には見えない。仕方なく10時の開店時間まで散歩することに。適当に歩いていたら、ほどなくチャガルチ市場に着いてしまったw。こんなに近かったのか。

10時にシンチャンクッパに戻った。そしてテジクッパを注文。ここのはいままでで一番高くて5,500ウォン。出てきたものは、見た目はやはりヤンサンクッパと似ていた。豚肉の内容も似ていて、スパイシーなスープも似た味ではあったが、ヤンサンクッパにあった香ばしさはなかった。その点から、個人的にヤンサンクッパの勝ちとした。でもここ、いいもの持ってると思う。ヤンサンクッパを知らなかったらここが一番かも。



プサンテジクッパの旅、終了。KTXに乗るべく、プサン駅へ向かう。いまからなら11時発のソウル行きに乗れるなと。プサン駅に着いたのが10時半。11時発のチケットを買って(自由席45,500ウォン)から時刻案内板を見ると、まだ10:40発があった(乗れた)。しまった!これからはよく確認してから買おう。いい勉強になったわ・・・

で11時発のKTXに乗り込む。ソウルまで約3時間。本を読んだりうつうつしたり・・・退屈することなくソウルまで過ごせた。本、いつもなら雑誌「正論」を持ってくるところだが、スペース(本の大きさ)の関係から文庫本を持ってきていた。もう10年ぐらい前になるだろうか、買って読まずに置いてあった本、「祖国へ、熱き心を」。’祖国へ’なんてコリアっぽいけど、副題が「東京へオリンピックを呼んだ男」という日本の話。熱くさせられますた。

意外に早く、ソウルには13:45に到着。きょうのソウルは雨の予報だったが、上がった後のようで、路面はぬれているが降ってはいない。ツイてる。まずは歩いて忠正路駅へ行き、地下鉄で新村駅へ。用を済ませて乙支路3街駅へ。お気に入りのクラチュでアンパンを2個買って、GS25でコークライトを2本買って、BIZへ到着したのは15時だった。さっそく1本と1個、プシュッ!ングッグッ、ガツガツと・・・



それ以降は探し物(買い物)でぐるぐる回り、18時ごろに東大門、広蔵市場へ来たとき、以前から気になっていたタンパッチュクを食すことに。市場の屋台でも扱っている店があったが、ここはやはり専門店でと、広蔵市場の屋台街より鍾路5街寄りにあるここへやって来た(アーケード内)。


甘い?と聞くと、ここにある全部甘くないと。砂糖入れれば甘くなるから(当たり前やん)、中で食って行けとも。いくら?と聞くと、4,000ウォンだと。意外とするなぁと思いながらも食っていくことにした。


パッと見ぜんざいのようだがやはりチュク、小豆色の(小豆の入った)粥だ。何も入れずにまず一口。あ、ちょっとだけ甘みがある。自然の甘みだ。いつだったか、かなり前にどこかで一口だけ食べたことがあった。そのときは、なぁんこの味のないぜんざいは?と思ったが、そのときのようなことはない。少しだけだが甘みが感じられる。悪くはない。で、今度は砂糖(グラニュー糖っぽい)を入れて一部をかき混ぜて食ってみると、当たり前だが甘い。ストレートな甘さだ。う〜ん何だこれは?と思いながら・・・完食してしまった。後で気付いたのだが塩もあった。これをちょっと入れて試してもみたかったなぁ。またの機会に。


この後もう一回りして、BIZに20時過ぎに着いた。夕食として何か食おうかと迷ったが、一度リセットするためにタンパッチュクできょうは終了、あすは朝早いので、さっさと風呂へ入って寝た。

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