2.名店だぁ

2009/01/14(水)

6時半起床。朝食は某店にてテジクッパを。7:20に宿を出た。

日本にいるとき、朝食はチャガルチの焼魚定食(の店)と決めていた。もともとメニュー的に好きだし、先月来て見たとき、チャガルチの焼魚定食のそのボリューム、うまそうなことに圧倒されていて、必ずそうしようと思っていた。がきのう、きょうの朝食はテジクッパにすることに変更していた。

きのう、空港の観光案内所で店の営業時間を尋ねてもらったとき、8時開店の店が1軒あった。だからそこで朝食を取ることに。そもそも、旅行の第一目的はテジクッパ(新規店)の食べ比べなので、テジクッパを優先。で、あすの朝からは焼魚定食にしようと。

店には8時の10分前に着いた。街の、というか町の、どちらかというと古い感じの食堂という外見。主人らしきアジョシが開店準備をしているのが外から見える。外は寒いし、入れないこともないようなので入っていこうかとも思ったのだが、「まだだよ!」と言われるのもイヤなので、8時になるのを待って、引き戸を開けた。アジョシが「テジクッパでいいか?」と聞いてきた。「ネー」・・・

ここ、知る人ぞ知るテジクッパの名店らしいのだが、その割りに極端に情報が少ない。あったとしても古いし、もしかしてもう閉店してるかもと思っていたが、観光案内所で電話が通じたのでまだやっているんだなと認識したほど。

運ばれてきたテジクッパ。うまそうだ。ウェブの画像で見たとおり白いスープではなく、かといってヤンサンのような褐色でもない、ちょっと澄んだ系統のスープだ。においもいい。



食ってみて、これが実にうまかった。ヤンサンクッパでテジクッパを初めて食ったとき以上、初めてマポオクのソルロンタンを食ったときと同等の衝撃を受けた。これが4,000ウォン!マポオクの半額以下だ。びっくりだわ。


これを食い終わって、お気に入りの店を秘密にしたい人の気持ちが初めてわかった。なんてケチくさいヤツだ、オープンにしたくないなら写真もアップするなよと思ったものだがw。ということで、店についての詳細は省きます。

なんて言うんだろう、地元の小さな店なので流行りすぎて欲しくないとでも言うのだろうか。まぁこの点、うちは超マイナーサイトなので心配はないがw。数ある韓国料理のうちのごく一品だろ?みたいな、あまりわからない人が生半可な気持ちで行って欲しくないというか。あ、上から目線で言ってるつもりはありませんので、念のため。汁メシが本当に好きな人に味わってもらいたい店だと思った。

ここを後にして、ソミョン(西面)へ行き、用事を済ませ、再び宿のあるナンポドンへ戻り、昼食をヤンサンクッパで食すべく、ナンポドンから1003番バスに乗ってヘウンデ(海雲台)へ向かった。ナンポドンからヘウンデへは、地下鉄よりこの1003番バスのほうが早いらしい。それを検証してみた。

実はヘウンデからナンポドンまでの、地下鉄で行った場合の所要時間は記録していない。先月はそのパターンだったのだが、途中下車したためはっきりわからない。で結果はどうだったのか?ナンポドン停留所からヤンサンクッパ近くのソシム病院停留所まで、行きが45分(11:55→12:40)で帰りが50分(13:45→14:35)だった。早いと思う。乗り換えもないし、風景も見られるしで、バスの勝ちとしたい。ただ、朝夕の渋滞時はもっとかかるだろう。でもバスのほうが気が紛れそうだ。

さてヤンサンクッパ(13時着)。ほぼ満席。テジクッパの価格が、先月の5,000ウォンから6,000ウォンに上がっていた。なんてアバウトな訂正法w



でも味は変わらず。ここで先に書いてしまうが、この後、ヤンサン系スープの新規店へ3軒行くことになるのだが、やはりヤンサンクッパが一番に思った。肉もうまいが、特にクンムルマッ(スープの味)のバランスがいい。味の濃さと適度なスパイシーさ。これを味わうにはヘウンデまで来なけりゃいけないか。遠いよなぁ・・・


ナンポドンに戻り、買い物。以降、写真を撮り忘れてます。興味深い体験だったのに。しまったぁ。

フェトッパプの好きな私はチョジャンも当然好き。昨年11月、ミョンドンのドリームマートで300グラムほどのペット入りチョジャンを1箱(20本)買って、EMSで送ってもらったことがあるのだが、残りが少なくなったこともあり、今回、農協ハナロマートでチョジャンを買って、自分で梱包し、郵便局へ持ち込み、日本へ送る、というのをやってみた。

3メーカーのチョジャン、約500グラム入のを12本購入(33,000ウォン)。レジを過ぎると、店内の一角に梱包スペースがあり、ダンボールとガムテープが用意してあった。見ていると・・・

初め、地元の人でここでダンボールに入れるのは、大量に買って袋には収まらない人が、ダンボールに詰めて「持って帰る」と、単に思っていた。違った。ここで大量に買ってダンボールに入れて、「宅配してもらう」のだった。無料なのか有料なのかは知らないが、荷物を持って受付で手続きしてた。ふ〜ん、なるほどぉ。

さて当方の続き。小ぶりのダンボールを見つけてそれにチョジャンを入れ、すき間に別のダンボールをバラして挟み込んで埋め、ガムテープで封をして梱包完了。そしてこれを、徒歩で数分のところにある新東亜市場2階の郵便局へ持って行った。ここ、「郵便局」ではなく、正確には「郵便取扱局」という郵送業務のみの局らしい。ナビの掲示板だとほとんどの人がEMSで送るようだが、急ぎの荷物でもないし、料金は安いし、で船便で送ることにした。

局にはお姉さんがひとり。日本へ船便で送りたいと言うと、出してくれた伝票には送り主・送り先とも英文でとあった。いやぁよかった、ヘリムモーテルでもらった2枚の名刺、英文表記のもあったので。自分の住所はともかく、韓国語の英語表記ってわからないもんなぁ。料金は、7.5キロで19,000ウォンだった。EMSなら30,600ウォン、ほぼ買ったものと同額だw

19時、夕食はソムンナンクッパでテジクッパ(5,500ウォン)。時間的なこともあり、ほぼ満員。支持されている店だろうことはうかがえたが、ごく普通の味。肉のボリュームはあった。



宿へ戻って、買ってあった500ミリのコークゼロ(1,350ウォン)と、今朝、テジクッパを食った帰りに屋台のような店で買ったアンパンを食って、寝た。

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