4.ポックッ

2009/06/06(土)

5時起床。さっさと着替えて宿を出て、チャガルチ駅の始発5:22の地下鉄に乗る。きょうは顕忠節という祝日。はどうでもいいが、チャガルチから三つ目のプサン駅で降り、「ヨンジュドン三代ポックッ」へ向かった。

ポックッ(ポックク)、一人用フグチリというか、フグのトゥッペギというか、そんなフグのスープ。これがプサンの名物のひとつであることは知っていたが機会がなく、がついにそれを食う日がやってきた。

このヨンジュドン三代ポックッは老舗なので、ポックッデビューには無難であろうと思われた。朝6時からやっているのもありがたい。店には5:40に着いた。



店の前にベンチがあったのでそこに腰を掛け、店が開くまで読書。が6時になっても開く様子がない。祝日だからか?年中無休のはずだが・・・と6:15、女主人らしきがやって来た。

ウンボクペッパンを注文(8,000ウォン)。ふつうのポックッは、ここではこのメニューらしい。まずパンチャンが運ばれ・・・



そしてポックッが運ばれてきた。


よく↑こういう写真を見るのだが、中がさっぱりわからんのよね。だからぐっとやってみたのがこれ。フグは3切れ入っている。


食ってたら、いまできたヤツだとひとつサービスしてくれた。


初めてのポックッ、予想していたよりもうまかった(スープが)。身はまぁこんなもんでしょう。8,000ウォンは悪くないと思う。1万ウォンだとちょっと考えるがw。しかしこれは和食ですな。食べながら、あぁやっぱりオレって日本人なんだなぁと思ってしまったのだった。

いったん宿に戻りこれからの計画を確認。この後は、九徳運動場沿いの歩道で毎週土日に開催されるという骨董市を見て、昼食、そして友人に会い、フリー、そして夕食という流れ。

9時半に宿を出て、九徳運動場には10時に着いた。100メーターぐらいあるだろうか、ここで市が開かれているそうだ。



歩道の両側にこんな感じで。まだ並べ始めた業者(?)もいたが、8割がたがすでに営業を始めていた。初めて来るところだが、いやぁおもしろいねぇ・・・


1時間があっと過ぎてしまっていた。12時半に某所で友人と会う約束があるので、昼食を取って向かうことにする。もう一度後で来てじっくり見ることにしよう、と九徳運動場を後にした。

きのうのテジクッパ屋に着いた(11時半)。「きのうはありがとうございました」と言って中に入り、席に着く。で、もうひとつの未食メニューであるネジャンクッパを注文(4,000ウォン)。そして運ばれてきたのが↓おぉ・・・



ニラとセウジョを加えてかき混ぜると↓ネジャン(ホルモン)はよくゆでられていてやわらかい。量もたっぷり入っている。コギも入っていて、ん〜おじさん、たいそう気に入ってしまったぞ!この店はテジクッパとネジャンクッパで交互に楽しめそうだ。やりぃ!


「あした(日曜)も朝からやってるんですか?」「ネー」「じゃあ朝また来ますから」と言って店を出た。このセウジョがうまいんだよねぇ・・・


さて、待ち合わせの友人(女性)の話。私で友人といったらパサモ関係しかないわけで、今回もやはりそう。演劇女優をやってる彼女、いまプサンで公演中なのだが、私がプサンに来ると知って、「会いたいわぁ」と言ってきた(メール)。おじさんに会いたいだなんて、なんてかわいいことを言う娘なんだ(実際かわいいw)。で公演の始まる前に会うことに。↓プサンで公演中の「モンタージュ」。


でもやってるところは小劇場だったりするw


この小劇場の近所の喫茶店で彼女と会った。昨年12月のパサモ忘年会以来だ。正直なところ、ふたりだけで会うのにはちょっと気が引けていた。だってそれほどできないもの、韓国語「会話」は。ってメールで書いたんだけどね。メールは辞書引きながらできるけど、とも・・・

が何とか、ヘンな間を作ることなく30分ほど過ごすことができた^^;疲れた^^;;いや、実はまだあった。「え〜、ここまで来て(公演を)見ていかないの?え〜」・・・で見て行くことに。聞き取りできないよって言ったんだが・・・まぁタダでいいらしいので^^;

でも公演開始まで2時間あるので、「ちょっと九徳運動場まで行って来るから」と出かけることにした。先ほど行ったとき、ひとつちょっと気になるものがあったのだが、あとでまた来たときでいいやとそのままにしてあったので。

地下鉄とバスとで九徳運動場に戻り、その店へ来た。午前に行ったとき15,000ウォンと言っていたので、1,000ウォンでも負けてもらおうとやる気満々で、その品を手に取り「イゴ・・・」と言うや否や3万ウォンだと言う(女性)。「さっき15,000ウォンって言ってたやん」「主人がいなくて私が間違えてました。3万ウォンだそうです」「アイグ」・・・事情を聞いた主人は2万ウォンでいいよと言ってくれたが、よくわからんものに2万ウォンも出すつもりはなかったので、いさぎよく諦めることにした。

おぉ時間がないぞ・・・急いで劇場へ引き返した。着いたのは開始の10分前だった。「○○サン!(私のこと)」と呼ばれて振り返ると、彼女が手紙(らしき)を持って立っていた。劇のあらすじだと。おぉありがとう!でもいまから読んで理解できるかな・・・



フッフッフッ、実はちょっとだけインターネットでこの劇のことを調べたことがあって、あらすじのあらすじ的なことは知っていた。まぁ全然知らないってわけじゃないってことだ。よかったわぁ(ホッ。

演劇が始まった・・・小劇場で演劇を見るなんて初めてのこと。演者と観客がこんなに間近なんだなぁ。マイクももちろん使ってない。途中居眠りもしちゃったがw・・・終了した。劇場を出て、彼女と写真を数枚撮って、握手をして別れた・・・(18時)

いったん宿へ戻るべく、地下鉄でナンポドンへ。駅を出て、ちょっと両替屋へ寄ってみると、126,000ウォンとのことだった。まだウォンの余裕はあったが、1万円だけ両替しておいた。

お、腹減っちゃったぞ。宿へ戻る前に食っとくか。何食おう。何か、濃いものか辛いものが食いたいなぁ。ん〜・・・あ、あれにするか。あれも興味あったんだよなぁ・・・

またヨンジュドン三代ポックッ。ここのウンボンメウンタン。濃くはないが辛いことは間違いない。



パンチャンは朝のと少々違い・・・


肝心のメウンタンがこちら。


やはり身は3切れだった・・・


ごはんをちょっと追加でもらって、おいしくいただきますた。さすがメウンタンになると韓国料理だわぁ。でもポックッに関して言えば、透明の普通のヤツのほうがいいかな。

腹ごなしの散歩をして、チャガルチのハナロマートで人参茶(顆粒状で個包装の、11,000ウォン)を買って宿に戻り(21時前)、シャワーを浴びてさっさと寝た。

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