3.インチョンへ

2007/03/24(土)

小雨が降るなか8時に宿を出て、アンパンを買って食いながら鍾閣駅へ向かう。8:30鍾閣駅発、9:45にインチョン駅に着いた。インチョン(仁川)も小雨が降っている。駅前には、道路を挟んで正面に、中華街への入口である中華門があった。


まずは、駅を出て左にある観光案内所へ行って撮影地の情報を。1ヵ所、見当がつかない場所があったのだが、地元の人が見ればわかるだろうと思ったのだ。お姉さん、デジカメの画像を見て「ここは新浦洞の・・・」と言って地図を取り出して教えてくれた。やった!わかっちゃった!そこはちょっと遠いので、始めはカンジェのビデオ屋から行こう。中華門を右に折れて進む。ばつ丸さん情報によればそちらの方にあるのだ。


あった。あのままだ。シャッターが閉まったまま。ばつ丸さんが訪れたときは隣の中華料理店は営業していたらしいが・・・いまは営業してないっぽい。この通りをもうちょっと進んでみた。街並みがちょっと気になる。ん?お、あった!訪ねた中華料理店を出たのち、パイランがバッグを持ってとぼとぼと歩いている歩道だ。映画では、ここから道路向かいのビルを見上げるのだが、紹介所の看板のあるそのビルは・・・あった!新しくなってはいたが、木の看板はそのままだし隣のレンガの建物などからも間違いない。やった!




次は中華料理店の「豊美」、パイランが親戚を頼って訪ねる店だ。自由公園方向へ向かって坂を上がっていく。上りきって左折して・・・あった!(10:30) 店へ入る。お、正面が映画に出てたところだな。テーブルに着いてチャジャンミョンを注文する。例のごとくデジカメを見せて「ここですね?」と。許可を得てパチリ。チャジャンミョンはうまかった!3,000ウォンという安さにまたびっくり!ソウルでもチャジャンミョンを食べることがあるのだが、そしてたいていどこもうまいのだが、ここのが一番うまいと思った。


豊美を出ると雨は止んでいた。次に自由公園へ向かう。長い階段を上りきるとそこが自由公園。インチョン港を見下ろすカットの撮影場所はどこだろう。地図を見る。インチョン港はこっちか。その方向へ移動すると・・・あった!ここだ!そこは展望台というかちょっとした広場になっていた。雨上がりでガスって見通しが悪いのが残念だが、まぁ仕方がない。


そして最後の目的地へ向かう。インチョン駅前の観光案内所で尋ねた場所だ。映画だと豊美の次のシーンで、道を歩くパイランに車の運転手がどけ(シッシッ)とやる、上方から撮影される交差点。パイランが、ごめんなさいって感じで深く頭を下げるのが印象的なシーン。自由公園からぐるりと下りていくと・・・ん?ここか?似てはいるがBuy the Way(コンビニ)じゃないからなぁ・・・案内所でもBuy the Wayがあると言ってたし・・・

地図に書いてくれた場所ともちょっと違うので、地図に書いてくれた場所に行ってみる。がそこは全然違っていた。やっぱりあそこか?と戻る。デジカメを取り出しあのカットを再生。拡大したりしてじっくり見比べてみた。街路樹の位置が同じ、Buy the Wayの右隣の店も同じ、それぞれの店の上側建物も、道路の交わり具合も同じだ。店は変わってしまって、太い電柱もなくなっているが、ここに間違いない。やった!あのカットのように高いところから撮りたいのだが、そういう場所がない。仕方なく、デジカメを高く持ち上げてパチリ。



よし、引き上げるか。ここからなら東インチョン駅のほうが近い。地図を見ながら駅へと向かう。次の目的地はその隣のトウォン(桃源)駅、イエローハウスを見に行こうと思っていたのだ(見に、だ!)。東インチョン駅に着くと、ちょうどヨンサン駅行急行が出るところだった。迷った。これに乗るとトウォン駅をパスしちゃうかもなぁ、でも早くソウルへ着くかぁ・・・乗った。トウォン駅に止まったら降りよう、止まらなかったら次回にしろということだろう。12:30東インチョン駅を出発、トウォン駅はパスして(涙)13:30鍾閣駅に着いた。

東和免税店をぶらっとして、ロッテホテルにあるJCBソウルプラザで用を済ませ、乙支路入口駅から東大入口駅で降りて新羅免税店へ。一点買い物をして、東大入口駅から会賢駅へ。南大門市場、ウノシクタンが目的地(15:30)。ソルロンタンを注文(6,000ウォン)。私、汁メシこそ韓国料理だ!と思っていて、なかでもソルロンタンは大好物。ソウルナビでここが紹介されていて、またうまそうな写真で、今回の旅行の予定に入れていた。うん、うまかった。詳しくはナビのウノシクタンのクチコミにて。

店を出て南大門市場をぶらつき、ロッテデパートへ向かう。途中、公衆電話からうちへ電話。「(私)変わったことない?」「あんた、電話ないで心配したがね(母)」。今回の旅行に出かける前、国境近くの小さな田舎の港町(テジンのこと)に行くから、もしかしたら何か起こるかもしれん、拉致されるかも、とか冗談で言っていたからだろう、このおふくろの反応だった。しかし、テジンには公衆電話が見当たらなかった。いや、正確には一台あったのだが壊れていた。ソウルに戻ったときに電話すればよかったのだが、しようかと思ったときには電話が見当たらなかったりするのだ。私、ケイタイ持ってないし(日本でも)・・・

ロッテデパートを出てミョンドンを散歩し、アンパンとコークライト(翌朝用)を買って宿へ戻ったのが17:30。フロントへ行くと、アジュマがキーといっしょにドリンクを2本くれた。部屋へ入って休憩、ベッドの上に大の字になった。最後の夜だなぁ、あと何するっかなぁ・・・うとうとしていた。

ふと気がつくとやがて19:00、外出する。中央シネマの裏の細い路地を久しぶりに歩くとソルロンタンの店が目に付いた。30年うんぬんとある。入ってみた(5,000ウォン)。内容は、値段相応というかまぁ普通だった。肉が少なかったからか、肉が食いたいなぁと思い、歩いて広蔵市場の屋台街へ向かった。何年ぶりかな、ここ。土曜夜の20時過ぎだが、かなり客は入っている。スンデが目的なのだが、高頭さんによると、ハルモニ何とかかコヒャンチプがいいとのことだったのでその店を探す。が、それがわからない。ハルモニ何とかにいたっては似たような名前がいくつもある。ええぃどこでもいいやと思ったが、アジュマの呼び込みに引いてしまう。あきらめた・・・

忠武路駅まで歩く。そして地下鉄で会賢駅へ。あのウノシクタンへまた行くことにした。が、あっちゃー!閉まってる!現在時刻21時、24時間営業だったはずだが・・・(後日、平日のみ24時間営業であることが判明) 仕方なくミョンドンへ向かって歩く。酒が飲みたくなり、コンビニでチャミスルの200ミリを購入(1,200ウォン)、チビチビやりながらミョンドンの街を歩く。屋台をのぞくとうまそうなものが。思わず注文する。ハッハッハッこりゃうまい。何ていう名前なんだろう?壁に「スンデポッキ」(3,000ウォン)。トッポッキにスンデを加えたような食べ物。名前のままw。その後、アンパンを買ってチャミスルとやりながら宿へ向かう。宿へ着いたのは22:00だった。

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