4.ナジュ、チョンジュ、ケツ

2008/11/08(土)

5時前に起床。きのう買ったアンパンの残りの2個を食って6時に宿を出る。鍾路3街駅から乗ってヨンサン駅に6時半に着いた。きょうは、まずKTXでナジュ(羅州)へ向かう。念願だったナジュコムタンを食いに。その後チョンジュ(全州)へ行ってピビンパを食ってソウルへ帰る・・・という予定。

ヨンサン→ナジュは1日に4本。一番早いのが7:20発でナジュ着が10:08。11時にナジュのコムタンの店で現地の方と待ち合わせなので、乗り遅れるわけにいかない。KORAILのサイトから予約はしてあるものの、窓口が混んでたりしてチケット買うのに時間がかかって乗れなかった、では済まされないので早めにやってきた。

チケット、まずは自動券売機で挑戦。窓口もさほど混雑してないし、時間に余裕もあるし。がこれ、結局うまくいきませんでした。始めのほうでパスワードか何か入力しろって出るんだけど、そんなの設定した覚えがないんで、そこでストップ。仕方ないので窓口へ行って、予約のプリントを見せて購入したとさ(38,900ウォン)。

定刻に出発して、予定通りナジュ駅に到着。



正面から見た駅はこんなふう。駅前にバス停があって、そこに時刻表もあるのだが、その時間になっても来る様子がない。6台だったかタクシーが停まっていて、私がそこに着いたときからしきりに声をかけてきていた。「バスはなかなか来ないぜぇ。どこ行くんだ?タクシー乗ってきなよ」って感じだと思う。近いからって断ってたのだが、時間も迫ってきたので乗り込んで、「近いけどいい?ハヤンチプだけど」とプリントを見せると、チラッと見てオウッ!と飛び出していったw


久しぶりのタクシー、飛ばす飛ばす、気持ちいいわぁ・・・って5分も走っただろうか、「ここだ」と店の前に到着(2,900ウォン)。約束の11時のちょっと前。ナジュコムタンの店「ハヤンチプ」、店の右はこんな感じで・・・


左はこんな感じ。パノラマ風にしてみました。周辺にはナジュコムタンの店がいくつもあって、この辺りはコムタン通りと言われているらしい。なかでもここは元祖だとか。


去年だったか、BS放送の全羅道を旅する番組でこの店が紹介されていて、そりゃもう「うまそう!」だった。いつか食べに行きたいと思っていたのだが、最近、チョンジュにも行きたい店ができたので、これは行くしかないと計画を立て、ついにこの日となった。

この店はYAHOO!KOREAですぐわかったが、ナジュのどこになるのか、そもそもナジュ自体がどの辺りなのかがわからないのでさらに調べて行って、ナジュ在住日本人主婦Ru.さんのブログを見つけた。掲示板で尋ねてみると「KTXナジュ駅から近い」とのことで、交通の便のいいところであることがわかった。せっかくなので「ここで昼食をご一緒にいかがですか?」とお誘いしたところOKとのことだったので、Ru.さんご家族とここで合流することになっていた。

この辺りの写真を撮っているうちにRu.さんとお嬢さん(赤ちゃん)も到着、ご対面となった。ご主人は遅れて来るとのこと。私たちで先に入店することに。店内はテレビで見たままだった(当たり前だが)。大きななべでグラグラやってて・・・



注文後ほどなくして運ばれてきたコムタン(6,000ウォン)。透明なスープに錦糸玉子、とうがらしが入っている。このとうがらしが入った赤いコムタンがナジュコムタンの特徴、とどこかで読んだことがある。Ru.さんいわく、透明なスープはこのあたりではここだけじゃないか?と。ちなみにRu.さん、この店には何年か前に入ったことがあるそうだが、ソルロンタンと思って食べたということしか覚えていないそうだ。でお前(私)はどうなんだって?こぉれがメチャうまい!写真ではわかりにくいが柔らかい肉がいっぱい入っていて、ごはんも初めから入っているという個人的にはゴールデンパターン。汁メシでごはんが別なのはイクない!からね。クッパ系は塩を入れて味の調節をすることが多いが、ここのはすでにしっかり味が付いているのでそれは不要。コムタンというと明洞のハドングァンもかなりいいが、このハヤンチプのほうが上。ハドングァンにはある「クセ」がハヤンチプにはまったくない。


ってガツガツやってるうちにRu.さんのご主人が到着。ご主人は韓国人。でもかなり日本語いける。おかげでいろいろ話をすることができた。がこの日はご主人体調がよくなく、運ばれてきたコムタンにも箸(スプーンか)が進まず。私に「どうぞ」と言う。が私もこの後チョンジュでメシを食わなければいけないので、ご遠慮させていただいた。メチャ食べたかったんですけどね。私の分は食い終わってましたし。

12時を回ったところで店を出る。入ったときにはまばらだったお客さんも、私たちが出るころにはかなり埋まっていた。店の前でRu.さんご一家をパチリ。お付き合いくださり、どうもありがとうございました。どうもお世話になりました。ここでご一家と別れ、私は次の目的地チョンジュへ向かうべく、ナジュバスターミナルへ向かった(徒歩)。



ナジュバスターミナル。左の建物と奥の建物がそう。Ru.さんによると、ナジュからチョンジュへ直接行くバスはなく、クァンジュ(光州)ターミナルを経由して行くしかないとのことだった。ナジュからクァンジュは3,000ウォン。バスの表示を見るとクァンジュから往復しているようだ。12:50に出て13時半にクァンジュバスターミナルに着いた。


クァンジュバスターミナル、メチャメチャでかかった。全景が撮れなかったほど。土曜だからか人も多くて、窓口もかなり並んでいた。クァンジュからチョンジュは6,000ウォン。


14時にクァンジュを出て15時半にチョンジュ高速バスターミナル着いた。タクシー乗り場からタクシーに乗り込み、「ソンミダン」のプリントを見せて「ここへ行ってください!」。


ソンミダン、漢字だと盛味堂。ピビンパは嫌いではないが、好き!でもない。そんな私だが、↓KBSのチョンジュ紹介番組でこの店が紹介されているのを見て、猛烈にここのが食いたい!と思った。どこにそそられたか?ここのピビンパは、ごはんが前もってコチュジャンと混ぜて炒められていた。それがうまそう!に見え、かつ画期的に思えたのだ。でナジュと方向がほぼ一緒なので、今回ナジュコムタンとセットにしたというわけ。


タクシーに乗って10分ほど走ったか、ソンミダンに着いた(2,900ウォン)。入店してさっそくピビンパを注文する(10,000ウォン)。ピビンパはパンチャンが色とりどりでたくさん出てくるねぇ。そしてメインのピビンパが出てきた。どうだったか?「普通に」うまい。だから、わざわざここまで来て食べるほどでもないな、と思った。まぁこういうことは、こうして実際に食べてみないとわからないことだからね、仕方ないです。しかしパンチャン多過ぎ。キムチぐらいでいいから、8,000ウォンにしたら結構いいと思うんだけどなぁ。たとえそうなっても、食べに来ることはもうないけどw。でももしここのがよかったら、ピビンパ食べ比べにあらためてチョンジュ行きを計画したことだろう。


食い終わって、タクシーに乗ってチョンジュ高速バスターミナルに戻って来た(2,700ウォン)。ソウルのカンナム(江南)高速バスターミナルへは17時発(10,500ウォン)。所要時間は2時間40分とある。20時までには着くだろう・・・が甘かった。


定刻にチョンジュを出発、高速道路に入ってしばらくしてうつうつし始めた。で目が覚めたときには外は真っ暗、でもライトはいっぱい。クルマがいっぱいでんがなぁ。わっちゃー。休憩所あたりは前後ノロノロ。きょうは土曜だったんだなぁ、平日だったらこんなことはなかったかも、とちょっと後悔。


カンナム高速バスターミナルに着いたのは、予定を1時間オーバーして20:40。ケ、ケツが・・・ケツが痛いッス・・・尾てい骨辺りをさすりながら地下鉄駅へ下りて行って・・・

21時に乙支路3街駅に着いた。グラチュでアンパン3個、コンビニでコークライト缶を2本(1,600ウォン)買って宿へ戻った。今回初めてのコークライト。さっそく1本キューっとやった。ックーッ!って感じ。右の写真、韓国の通販サイトで売っていたブツをBIZを通して購入してもらったもの。中身は、フッフッフッ・・・パイランのおんぶポスター!なんてツイてんだ、オレは!が疲れていたので、風呂入ってさっさと寝た・・・

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