5.ミョルチとトダリ

2011/05/07(土)曇

5時半起床。ポツリポツリと小雨の降る中、7時前にいつものポックク・・・を平らげて・・・


地下鉄でプジョン(釜田)駅、そして鉄道のプジョン駅へ。駅から見下ろす風景・・・


キジャン(機張)駅までのキップを購入(4,700ウォン)。


セマウル号で8:40発。


キジャン駅には9:32着。


そして181番バスに乗って、テビョン停留所に9:50着。目の前がテビョンハン(大辺港)。


ここは、4月か5月にプサン来ることがあれば行ってみたいと思っていたところだ。ここでミョルチ・フェを。ミョルチとはカタクチイワシのことで、日本では主に煮干しの材料となるあれである。テビョンハンは、このミョルチのメッカだとか。↓この番組を見て、「うまそう!」と思って。


土曜ということもあり、時間が経つにつれここ目当てのクルマが多くなってきた。屋台の道路向かいのフェッチプからも呼び込みの声がかかる。ぐるっとひと回りして、感じのよかったアジュマの店に入った(10時半)。


通常、ここキジャンでミョルチ・フェと言ったらミョルチ・フェ・ムッチム(和え物、画像は借り物)を指すらしい。


が、私はフェだけのほうがいいので、アジュマに、「ムッチムアニゴ(ムッチムじゃなくて)・・・」と言ったら、「そのまま?」と日本語で返されてしまった。でも「ネー」と韓国語で返したのだった^^;で出てきたミョルチ・フェ(2万ウォン)。


チョジャンやサムジャンより、わさびしょうゆが一番合った。生臭さがまったくないからだろう。韓国の刺身という感じがしない^^;日本のマイワシのような食感(歯ごたえ)がまったくなく、クセもないからいくらでも入ってしまう感じ。悪く言えば、食べ応えがない。事実、さっさと食べ終えてしまったのだった^^;


アジュマに、「日本語が上手ですね。日本人もよく来ますか?」と尋ねると、「来ないです」と。「じゃあどうして話せるのですか?」と聞くと、「8歳まで日本にいましたから」とのことだった。納得。店を後にした。

181番バスに乗ってテビョン入口停留所で降り、そこから1003番バスに乗り換え。帰りはバスで。テビョン入口を11:40に出て、ナンポドン停留所には12:55に着いた。部屋(宿)に入って、もうひとつ物足りないなぁ、何か食べたいなぁ、という気がして、「そうだ!」とすぐに宿を出て、裏にある新東亜水産物市場に向かった。



ポム・トダリ。ポム(春)のトダリ(メイタガレイ)である。トダリの旬が春だと。↓を見て、気になっていた魚のひとつだ。これの刺身を、あす食おうと思っていたのだが、きょう食って、あすもう一度ウンオにしようとひらめいたのだった。


きのう、この新東亜水産物市場のある店で、トダリはいくら?と尋ねたとき、手のひらサイズ5枚ぐらいで3万ウォンと言っていた。それを参考にして、別の店でトダリいくら?と聞いてみた。

主人:「骨なしにする?セゴシにする?」私:「どちらがいい?」
主人:「日本人なら骨なしがいいかなぁ・・・」私:「セゴシも食べてみたいんだけど」
主人:「なら、この大きいの(骨なし用)と小さいの(セゴシ用)でどうだ?25,000ウォンだよ」
私:「ひとりだから、2万ウォン分ぐらいのにしてくれない?」
主人:「(ちょっと小さいのに替えて、秤に載せて)これで22,000ウォンだ」
私:「ほかに小さいのないの?2万ウォン分でいいから」
主人:「あぁもう2万ウォンでいいよ」
以上、すべて日本語でのやりとりである^^;

大小2尾のトダリの、それぞれ頭と尾を取り払い、ポリ袋に入れ、「あとは上でね」と、主人はそのポリ袋をアジュマに渡し、私はアジュマについて3階に上がって行った。このアジュマの店がチョジャンチプというやつなんだな。野菜やチョジャンなどを用意して、場合によってはメウンタンなども作ってそこで食べさせるという、あれ。初めての経験^^;基本(野菜と調味料)が3,000ウォン。ソジュはいくら?と尋ねると、ちょっと考えて4本指を立てた(4,000ウォン)。普通の飲食店では3,000ウォン。ちょっと不審に思ったのでソジュは注文せず^^;

出てきたポム・トダリ・フェ。見にくいかもしれないが、左のほうがセゴシ。食べてみて、プリプリのいかにも活魚の刺身の食感があり、おいしい。セゴシは、いくら小さいからといっても、カレイの骨だから気になるだろうなと思っていたが、意外にも気にならなかった。というか、この骨をかみ締めるのがクセになってしまった^^;恐るべし、セゴシ。おいしく完食したのだった。



宿に戻り、休憩。寝たりPCチェックしたりして過ごし、16時半に外出。ソミョンのロッテデパートへ行って、免税店やデパ地下のぞいたり、その界隈を歩き回ったり・・・

19時半、テジクッパの夕食。



ナンポドンの街を歩きながら、20時半宿着。なんだか無性に甘いものが食べたくなって、出国時に買ったあのどらやきを食べたのだった。そして、あすの予定や調べものをして、シャワーを浴びて、寝た(24時)。

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